わんこ’s お勉強−別館−
初心者にも出来る薬浴式シャンプー

シャンプー以前のご注意…予防接種後約1週間、病気の子、高齢犬など体力の弱っている子、心臓に疾患を抱えているなど不安のある子は合わない可能性がありますので、かかりつけの獣医師・トリマーまたはお住まいの地域の(社)日本愛玩動物協会・各都道府県支部までお気軽にお問い合わせ下さい!

(社)日本愛玩動物協会…ペット(犬、猫を初め鳥、ウサギ、亀まで)の飼い方のアドバイスをしてくれるところ。新しくペットを飼いたい、飼い方が判らない、飼い方に悩んでいる、日常生活のしつけに困った、室内飼養にするけど再しつけは可能?…などの場合にお気軽にお問い合わせ下さい。愛玩動物飼養管理士が訓練士には聞きづらいことでも丁寧に答えて下さいます。ただ、この協会はシェルターではありません。捨てられたペットの引き取りは行っていませんのでご注意下さい。



 自宅でも簡単にお風呂に入れてあげることが出来ます。ショートコート(毛の短い子)はもちろん、シー・ズーなどの長毛犬だからと諦めることはないです。毎日のように散歩に行っているとそれなりに汚れるものです。その他、泥が跳ねて毛がベタベタになった、今月のシャンプー料金を節約したいなどの急な事情にも慌てず対処できます。

 覚えさせておくといつでもお風呂に入れてあげられるのが魅力です。愛犬のためにも半月に一度はお風呂に入れてあげましょう。


 なお、無理なく覚えてもらうには、いきなり全身からではなく汚れやすい足先などの部分シャンプーからを強くオススメします!全身のシャンプーとカットもお願いする場合はトリミング・ショップに出すなど、上手に利用しましょう^^シャンプーをトラウマにしないためにも、慣れてくるにしたがって段々洗う範囲を広げていけば良いでしょう。(足先→足+尻尾→足+尻尾+腰……など)

 頻繁に体に触ることで信頼関係は深くなるし、ちょっとした異常にも早期に気づいてあげられます!愛するために一緒にいるのだから、人間同様早期発見早期治療に結びつけたいものです。



 愛する子とは楽しくお風呂に入りたいものですね。




●○教えると便利なことシリーズ○●
お風呂

用意するもの
シャンプー液
必ず犬用のものをご用意下さい
左からピンブラシ、スカルプブラシ、スリッカーブラシ、両目コーム 長毛犬の場合は輪ゴムなど。
これは人間用の髪留めのゴムを加工したもの
ペット用瞬間吸収タオル
水分を効果的に吸います
バスタオル
被毛の状態に合わせてできるだけ沢山ご用意下さい
ドライヤー
一般家庭では風圧式のものを。温度設定できればなお良い
お風呂とお湯
お湯の温度はぬるま湯程度で

出来るだけもつれを梳かしてから
手順
ぬるま湯に犬用シャンプー液を入れて薄めます

 皮膚病にかかっている犬たちをシャンプーする方法を応用したやり方です。お湯に入れると浮力が働くので、作業が楽になります^^
お湯の温度はぬるま湯程度で!犬がずっと入っていても熱くならないように配慮してください!


 このシャンプーはPOCHI(ポチの幸せ)で購入したヒルトンハーブシャンプーです。
犬に入って頂きます

 湯量はこの程度にあらかじめ調節しておいてから入れてください。あまりに深いと慣れない子は軽いパニックになる可能性があります。
スカルプブラシで、足先から被毛をめくりながらちょっとずつ梳かしていきます

 この中に大体10分ぐらい入っているので、焦らず丁寧に梳かしましょう。櫛を進めるごとに汚れが落ちていくのが判りますよ。
 例えば右利きの方は左手で被毛を持ち上げながら、右手で櫛を持って下から梳かしていきます。櫛通りが良くなったら手をちょっとずつ上にずらし、毛玉が無くなるまで梳かしてあげて下さい。
※写真で使っているスカルプブラシはスグレモノで、櫛当たりが劇的に柔らかいのでズリーッと引きずっても犬の皮膚に負担をかけません。詳細はPOCHI(ポチの幸せ)まで
梳かし終えた状態

 入ったばかりの写真と比べると違いが判りますよ^^
 毛が濡れて身体の線が判りやすくなっているので、肥満度が一発で判ります。腰に適度にくびれがあるようなら標準体型(稀にそうではない犬種もありますが)。そうでなければ肥満度・痩せ度に応じてご飯の量を調節しましょう。
お湯を抜き、シャワーで洗い流します

 シャンプー液が付いたままなのでシャワーで洗い流します。シャワーの当たる感覚が嫌いな子もいますので、シャワーノズルを犬の体に密着させながら洗い流すと良いでしょう。全身を丁寧に洗い流して下さい。


 なお、リンスをご利用の方はリンス液を手にとって犬の体に馴染ませる、または4〜5倍に薄めたリンス液を体にかけるなどして、同様にシャワーで洗い流して下さい。
お風呂から出たら
台に乗せ、バスタオルをかけます

 ここ、乗せているのは洗濯機の上ですが^^;出来うる限り水分を取り除く必要がありますので、多めに用意したバスタオルとブルブルを効果的にご利用下さい^^

ブルブルコントロール…犬の耳の後ろを指で押さえるか、首根っこの皮膚をつまみ上げるとブルブルはしません。逆に耳の中にフッと強めに息を吹きかけるとブルブルします。こうやってタオルをかけていれば、周囲に水気が飛び散りません。
水気をとった状態

 この状態からドライヤーで用意した櫛を状態によって使い分けながら、丁寧に乾かしていきます。必ず被毛の生え際から完全に乾かして下さい。身体中どこを触っても湿り気がないぐらいに乾かさないと、後でもつれ毛・皮膚トラブルなどの原因になります。
 今回はリンスを使用しなかった替わりに、この時点でブラッシュアップスプレーをまんべんなく馴染ませてからドライヤーをかけています。
 なお、
ドライヤーの熱風には細心のご注意を!出来たら風圧式のドライヤーで温度設定が出来るものが便利です。無ければ、温風と冷風を交互にするなど工夫してあげて下さい。
完成
完成です

 毛を伸ばしている子、毛が伸びて目にかかってしまう子はこのようにゴムで頭をくくると良いでしょう。犬用の裸ゴムを利用しても良いですが、頻繁にブラッシングしないとすぐもつれてしまうので、人間用の髪留めをゴムを使うのも手です。
※ゴムでくくるとき皮膚を一緒にくくってしまわないように、ご注意下さい。
 上の写真のゴムは100円均一で買ってきたゴムを、10センチごとに切って輪っかにしたもの。扱いやすく何度も使えて便利です。


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