オマケ



 半年後。

 オーブ行政府の仕事場で、今日も下らない痴話ゲンカがくり返されている。



「キラ!待て!なんで先に行っちゃうんだ!」


「アスラン、朝から濃すぎ!」



「だって、子供にかまけてキラ、相手にしてくんないじゃん!」


「このクソ忙しいのによくそんなこと言えるね!君は!昼間はこうして働いて!定期的に授乳して!ヘトヘトになって帰ってくんの!」

「キスくらいいいじゃんか!」



「ア〜ス〜ラ〜ン〜〜!君は一体何時間キスし続ければ気が済むのかな?それに、それだけじゃ済まないでしょ、君の場合ッ」


「だって、キラ可愛すぎ!シャワー上がりのキャミソ姿見て、手が出ないわけないだろ」



「僕は疲れてるんだって、何度言ったらわかるの!もぅ!毎日毎日迫るのやめてッ!キスはもっと短くしてッ!エッチは一晩に2回までが限度!それに…ッ、入ったまま寝ちゃうのもやめてぇッッ!!!」



「そんなっ!キラの中、すっごくあったかくてムチャクチャ気持ちいいのに!よだれ垂らして指をくわえてろとでも言う気か!お前は!拷問だぞそれはッ!」


「あ…!いいなぁそれ。アスラン迫ってこないと、僕は天国なんだよね〜。ね…僕を幸せにしてくれるって言ったよねアスラン!とりあえず僕の幸せは1ヶ月エッチ禁止!」



「そんなあぁああっ!無理だぁあああ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」





 昼ご飯にさそいに来たマリューが相変わらず呆れている。


「ちょっと待ってキラ君、彼…そんなに頻繁なの?」

「あんの変態!体力保つなら毎日でもシたいって……本当、冗談じゃないですよ!3日ごとだって、僕にはキツイのに」



「そんだけやって、よく次の子供ができないわねぇ……」


「あ、それは大丈夫です!俺の計算は完璧ですからv」



「こ…の、ヘンッタイがぁあああああっ!!!」





「キラ君っ!」

「はいっ」


「ローエングリンの使用を許可します。もう、バシバシ撃っちゃって構いません!」

「ありがとうございますっマリューさんッ!」





 その頃、行政府内に急きょ設置された託児ルームでは、ラクスとミリアリアがキラの娘を愛おしそうにあやしていた。


「大丈夫ですわ!あなたはわたくしたちが育てますからねv」


「それにしてもさっすがあの二人の子供よねぇ、キレイよねぇ…」

「ですからなおのこと。アスランに育てさせたら、変態が感染してしまいますわ!」





「キラが泣きつくので仕事先をと思ったのだが、昼間はここを託児室にしておいて正解だったな」


 子供の顔を見に、カガリが入ってきた。彼女も昼休憩のようだ。



「ええまぁ!ここだけは男性立入禁止区域ですからね!」


 女性陣の瞳はどこまでもドス黒かった。


駄文トップへ戻っちゃう→

長編インデックスへ戻る→

言い訳v:へたれ変態と微黒気味を目指してみたんですが………もはや本当にいい訳ですネ(汗)

◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*

お読み頂き有難うございました。ブラウザバックでお戻り下さい。